退職の理由は正直に言うべき?→大丈夫、すべてを話す必要はありませんよ

退職の理由は正直に言うべき?→大丈夫、すべてを話す必要はありませんよ
退職理由を正直に話すか迷っている人

退職理由を正直に話すか迷っている人「本当の退職理由って言わない方がいいのかな…誤魔化すのも何か釈然としない。それに辞めるときはよくても、転職する時どう説明したらいいんだろう…」

このような悩みに答える記事です。

私は過去に2度、体調を崩して退職しています。原因はパワハラ。1社目ではうつ病と喘息を、2社目ではストレス性の胃腸炎を発症するほどでした。

自分の場合、退職理由を伝える時にウソはつかなかったです。ただ、すべてを事細かに説明したわけではありません。

経験上ですが、やはりすぐに分かるようなウソをつくことはおすすめできません。結局自分が困ることになってしまいますから。一方で、言いたいくないことまで正直に言う必要もないと思っています。

退職理由をどう伝えたらいいのか悩んでいる方に読んでほしくて、この記事を書きました。

また、当ブログで繰り返し伝えているのですが、可能なら退職する前に休職することをおすすめしています。本当にデメリットよりもメリットの方が大きいので。
» 【休職か退職か】失業保険の観点から「辞める前に休職すべき」理由を解説

記事の内容

  • 退職理由を正直に話して問題ないケース
  • 話さない方がいいケース
  • 転職時にどう伝えるか

退職理由を正直に話すべきかは「状況による」

退職に至った経緯にもよるので、一概にこうした方がいい、とは言えません。

ただし、目安はあります。具体例を出して説明しますね。

退職理由を正直に話して問題ないケース

結婚引っ越しなど。以下のような条件を満たす場合、正直に話してもまったく問題ありません。

  • 前向きな理由
  • 万人が納得する
  • 自分が話すのに抵抗がない

結婚した、急遽引っ越すことになった…このようなポジティブな理由であれば、大抵の人は「そうなんだ~」で終わります。

言葉はあまりよくないですが、世間体は良いですよね。転職の時も正直に話すことができると思います。

一番大切なのは、あなた自身が理由を話すことに抵抗がないかどうか。「話しても何も問題なさそう」と感じているのなら、話してもきっと大丈夫ですよ。

話さない方がいいケース

先ほどとは打って変わって、正直に言わない方が良いケース。以下のようなことが原因で辞める場合です。

  • 人間関係のトラブル
  • パワハラやセクハラ
  • 持病を打ち明けたくない

おそらく、この記事を読んでいる方は心身ともに追い詰められているはず。そのような場合はたとえ相手に全責任があったとしても、会社には言わないことをおすすめします。その方が、結果としてスムーズに辞めることができるからです。

私もまったく同じ立場でした。だからこそ、「何で自分だけこんな目に遭うの」「アイツがのうのうと会社にいることが許せない」「私は悪くないのに、泣き寝入りするみたいでイヤだ!」…こういう気持ち、痛いほどわかります。わかるんです。

だからこそ、言わない方がいいんですよ。体も心も追い詰められているのなら、なおさら。

証拠が揃っていれば会社や上司を訴えることはできます。ただ、それは体力・気力・お金の余裕があってこそ可能な手段。準備が整っていない状態で被害を訴えても、あなたが消耗してしまうだけになってしまう。それだけは、避けてほしいのです。

実際に使った退職理由

2社目に関しては先に述べた病名で診断書が出ていたので、そのまま報告するだけでした。

問題は1社目。
退職に至ったのはうつ病が再発しかけたから…というのが本当の理由です。

幸か不幸か、うつ病を発症とほぼ同時期に喘息を発症していました。そこで、表向き「喘息をしっかり治療したいから」ということにしました。

喘息のように具体的な病名がなくても、「体調を完全に戻したいので」と言うだけでも大丈夫ですよ。

診断書を出すと人事や上司に病名は知られてしまいますが、職場の人に詳細を言う必要はありませんから。

詳細を話さなくてもわかってくれる人はいる

立場上表立ってあなたの味方をできなくても、事情を察して理解してくれる人は必ずいます。そういう方は辞める理由を伝えても根掘り葉掘り聞いてくる、なんてことはしません。

根掘り葉掘り聞いてくる人がいても、あなたが言いたくないことは言わなくていいんですよ。あなたが辞める理由は仕事の引継ぎに関係ないですもん。

それでも、ウソはNG

正直に話す必要はまったくありませんが、ウソをつくことはNGです。

偶然にも辞めた職場の人とバッタリ、なんてことも考えられます。ちなみに私は病院で元上司に声をかけられたことがあります(;^_^A

転職活動をする際も、ウソはマイナスにはたらきます。ハローワークや転職先は、必要なことがあれば以前の職場に確認の連絡を入れますから。遅かれ早かれバレますし、ウソとわかれば信用を取り戻すことはできません。

転職時にどう伝えるか

結婚のようなポジティブな理由はそのまま伝えてOKです。問題は持病が原因の場合。

ベストなのは「ほぼ完治するまで転職活動しない」ことです。

私の場合では、転職活動前にうつ病がほぼ完治していました。そのため、面接ではうつ病だったことは話していません。ただし、これができたのは「働いても大丈夫」という主治医の許可があったからこそです。

逆に喘息は完全に良くはなっていませんでした。そこで、面接では次のように説明することに。

  • 1. 急に喘息を発症して休職した
  • 2. 復職したものの仕事に影響があった
  • 3. 治療に専念するために退職
  • 4. 今は働ける状態。月1回の通院は必要
  • 5. 治療しつつ資格取得の勉強をした

転職活動中このような流れで説明したところ、特に突っ込まれることはなかったです。

会社側が気になることは「退職してからどう過ごしていたか」「今は問題なく働けるのか」の2点です。ここに関して自信をもって説明することができれば、悪い印象をもたれることは少ないです。

うつ病に限らず、偏見がまだ根強い病気の治療をされている方は…本当に迷うと思います。理想的なのは「完治したので問題ありません」と自信をもって言えるようになるまで転職活動をしないこと。

それでも、どうしても働かないといけない…というのであれば必ず主治医の先生と相談してください。

仕事に持病の影響が出る可能性が高いなら、隠さず正直に話した方がいいと個人的には考えています。ただ、すべての会社がそういう人を受け入れてくれるわけではない。こればかりはどうしようもできません。

確実に言えるのは、「ネットに書いてある情報だけで判断しない」こと。あなたの状態を一番把握しているのは治療をしてくれた先生のはず。たとえ同じ病気であっても、立場や背景が変われば最適な答えも変わります。必ず、主治医と相談してください。

できれば何か勉強を

体調にもよるので、絶対にしないといけないわけではありません。それでもプラスαとして「勉強していた」と自信をもって言えれば、多少は有利にはたらきます。

自分は営業事務系に絞っていたため、資格取得のことはかなり評価してもらえました。
» 【MOSエキスパート取得】独学せずパソコン教室に通ってよかったことまとめ

ただし、勉強していないことを「勉強した」と言うのはNG。実務をすれば必ずバレます。その場合は治療に専念していた、体力をつけていた…ということを正直に伝えた方がいいですね。ウソをつくよりよほど好印象です。

結論:退職理由を正直に話す必要はない。ただしウソはNG

嘘も方便といいます。ただし、自分に返ってくるようなウソならつかないほうがいいです。あなたの信用を落としてしまうだけなので。

話しても差し支えなければ話す。そうでなかったり、話すことそのものがトラブルにつながる恐れがある場合は、すべて正直に話さなくていい。

持病をどう説明するかは、必ず主治医と相談。その結果、伝える必要があれば転職先には伝えておく。以上がベストだと考えています。

抽象的な結論になってしまい、申し訳ありません。事情が人によって異なる以上、「こうすべき!」とは一概に言えないからです。

一番大切なことは、「あなたがどうしたいのか」。後悔の少ない選択をできるのは、あなただけですから。

おすすめ【退職の下準備5選】仕事をスムーズに辞めるためにやっておくべきこと

この記事を書いた人

ホシタニ