なぜ他人を「批判ばかりする」行為が嫌なのか整理してみた

なぜ他人を「批判ばかりする」行為が嫌なのか整理してみた

きっかけはこのやりとり。服部さん(@FACTDEAL)が開催するソロ・マーケティング部に多くの批判が寄せられた、ということがありました。

ちょうどFGOとか好きな漫画へのアンチコメをうっかり見てイライラしていた時でして。この件でモヤモヤしていた気持ちが頂点に達しました。

元々服部さんとはちょくちょくTwitterでお話しすることもあり、比較的好感をもっていたんですね。

批判的な意見を目にしていくうちに…何を、誰を信じたらいいのかわからなくなって。他人の言葉に惑わされまくりました。

なので、自分の気持ちと考えをきちんと整理してみることにしました。

これは、ただそれだけの記事です。

特定の個人を擁護、または批判する記事ではありません。

服部さんをはじめとした、特定個人への批判を期待している方はブラウザバックをお願いします。

誰を信じていいかわからなくなる時がある。」「批判ばかりの人を見るとモヤモヤする。

そんな人がいましたら、一度読んでいただけたらと思います。

目次

1. なぜ自分は他人を「批判ばかりする」する行為が嫌なのか

まずはこの記事の前提条件を。

  • 批判ばかり=普段の言動の8割以上を占める
  • 嫌なのは「人」ではなく「行為」

次に、批判されている人を仮に「Aさん」とします。

このとき、

Aさんは倫理に反する行為及び犯罪をしていない

ものとします。

服部さんの名前を挙げるべきか迷ったのですが、やめました。特定の個人を例に出すと先入観から正しい判断ができないと考えたからです。

なので「Aさん=服部さん」ではありません。

これを踏まえた上で読んでいただけると幸いです。

常に自分が正しいとは限らないから

私自身は「自分の考えがいつだって正しい」「私のやり方は絶対に間違っていない」と思うことはありません。正しい時もあれば、間違う時もあるからです。

ただ、そうじゃない人もいるようで。

「自分が正しい」と錯覚している人は,自分の世界を確立してしまう。自分のイメージと違うことがおきると矛盾がうまれるので相手を根拠なく批判する。批判の内容は,「自分が正しい」ということを前提とするために非論理的なものとなる。批判された相手は,議論ができずに一方的に非難されるばかり。相手は,うっとうしいので「ならもういいよ」となる。こうなると本人は,相手が譲歩してくれたとは考えずに「自分が正しいから相手が翻意した」と誤解してさらに自分の世界を強化してしまう。そんなわけで他人を批判するほどに自分の世界が広く強くなってしまう。ある意味では究極の負のスパイラルかもしれない。

「自分は正しい」ほど危険な思想はない – 島田法律事務所

この文章を読んで、思わず膝を打ちそうになりました。

いつも自分のやり方が必ず正しいと信じて疑わない、かつ立場の弱い人にマウント取って「俺SUGEEEEEEE」するタイプ。職場でもネットでも、どこにでもいますよね。

で。ここで先ほどのAさんを例に出して考えてみましょう。

Aさんと議論しているBさんがいたとします。

AさんとBさんの意見は真逆。双方譲らず平行線。

さて。AさんとBさんのどちらが正しいのでしょうか。

そういう時に考えられる、最も単純なパターンがこれ。

  • ① Aさんが正しい。Bさんが間違い。
  • ② Aさんが間違い。Bさんが正しい。
  • ③ Aさんが正しい。Bさんも正しい。
  • ④ Aさんが間違い。Bさんも間違い。

ほとんどのことはこの中のどれかに当てはめることができますよね。

なのに。なのにですよ。

特にネットだと、①か②のパターンしかないものとして批判する人が多くないですか。

③と④の可能性をはなから除外して、①か②と決めつけて叩くのはおかしいと思うんですよ。

本当は二人とも正しいのかもしれない。二人とも間違っているのかもしれない。

当事者や被害を受けた本人が批判するならともかく、第三者はどちらが事実か、なんて判断しようがありませんよね。ネット上の情報しかなければなおさら。

自分の意見を言うのはわかります。言動や行動に対しての指摘するのも。

「こんな手法の人がいるから気をつけて」と注意喚起するのも。

自分とは異なる考え方に対して、どうしても理解を示すことができない時だってある。全部わかります。

上に挙げた例は何ひとつ問題のない、正しい行為だと思います。

だけど。

嫌いな人と同じ意見を持つ人が気に入らない。気に入らないならひどいことを言ってもいいの?

自分が嫌いなやり方をしていたら、証拠もないのに犯罪者呼ばわりしてもいいの?

ネットの情報だけでAさんやBさんのことを正確に、間違いなく判断できるの?

どうしてもそういう疑問が頭をよぎってしまいます。どれも私にはできない行為です。

ただ叩きたいだけに見えるから

自分がモヤモヤ考えてたことを言語化してくれた方がいらっしゃいました。とても痛快な文章で面白かったです。
» 自分自身を満たすことができない人が他人を批判したりアンチ行為をする

ここでも、先ほどのAさんを例に出して説明しますね。
くどいようですがAさんは違法行為や犯罪をしていないという前提です

「こんなおかしいことがまかり通るなんておかしい!」「これは違法だ!Aのやってることは犯罪だ!」「自分が変えてやる!」

こんな感じの大義名分を掲げて批判を繰り広げる人達。ネットではよく見かけます。自分の好きな作品がめちゃくちゃに言われていたこともよくあります。オタク歴それなりに長いので。

で。そういう人を見るとこう感じるんです。

被害を受けたんですね。それなら警察に任せたり、優秀な弁護士に相談して対応してもらえばいいのでは。

当事者ではないんですね。それならなぜAさんが100%悪いと断言できるんでしょうか。

Aさんが本当に違法なことをしているのなら、遅かれ早かれ逮捕とかされるのでは。

ツッコミ待ちかな?いえ、きっと水面下で動いていているんでしょうね。

もし私なら…あえて商品やサービスを買います。次に当人とやり取りして履歴や証拠をすべて残しておきます。後は警察や弁護士におまかせ。これでAさんが本当に犯罪者なら社会的制裁を受けてめでたしめでたし。あとは堂々とその事実を広めればいい。

騙されていた人も目が覚めるでしょうし、今後の被害者が格段に減りますよね。ネットの海に情報は残りますから。

とはいえこれができたら苦労しないんですけどね…。だからといって確たる証拠もないのに決めつけて叩くのは違うんじゃないかと。

2. 擁護も批判もやっていることは同じ

その後、ふたりはこんな行動を取ったとします。

  • Aさん:自分を擁護、応援してくれる人をRT
  • Bさん:Aさんを否定、批判する人をRT

ベクトルが違うだけでやっていることは同じですよね。だって、AさんもBさんも自分に都合の良い情報しかRTしていないんですから。

それが悪い、ということではありません。

誰でもそうやって、何らかのフィルターを通して物事を見ている。

Aさんは犯罪なんてしていない。しかしBさんが「Aのやり方は汚いし卑怯だ、許せない」と感じていたら。

BさんにはAさんの一挙手一投足がすべてマイナスに映ると思います。

それこそ、ご、ご飯が青い!状態です。ご飯が青く見えるのはなぜか、いつも自覚できる自分でいたいな。

もうおわかりですよね。

第三者が「Aさんのこういう部分はどうしても受け入れられない」と感じたのでもう関わらないことにした。

これは、正解です。

また別の人は、「Bさんもそこまで言う必要ないだろう」と感じたので距離を置くことにした。

はい。これも、正解です。

もうおわかりですよね。

自分が大切にしていることを優先して判断すればいいと。

もちろん、「いや別にそもそもAさんBさんとかマジ興味ないんだけど」と感じることも正解です。

便乗して叩く人が出てくるから

他人に便乗して叩く人が出てくるから

今書きました。自分が大切にしていることを優先すればいいと。ただ、いつもそこまで考えた上で誰かを批判する人って少ないと思うんですよね。

特に一番多いのがこのパターンだと感じていて。
尊敬してるBさんがAさんをボロカスに叩いてる!Bさんが言うならコイツはダメなんだ!前からAのこと気に入らなかったし俺も叩いたろwwwwww

はい、そうです。「Bさんが言ってたから」「みんな叩いてるから」批判する人が私は大の苦手です。これはAさん側にも当てはまることですけどね。

自分で考えた結果、Bさんと同じ意見になる。これは何も問題ありません。大切にしていることがBさんと近いなら当然です。

ここで問題だと感じるのが「Bさんの意見が正しい」と信じ込んで批判するタイプ。

確かに、Bさんはいつも的確な指摘をするのかもしれません。これまでに一度も、間違ったことはないんでしょう。

だけど、Bさんの意見が今回も正しいなんて保証はどこにもないのでは?私はそう思ってしまいます。どうしても、それはあまりにも無責任たと思わざるを得ません。

ですがそういう人に言ったところで話は平行線になるでしょう。お互いが大切にしていることが違い過ぎますから。

そういう人とはリアルでもSNS上でも関わりたくないものです。

3. 批判が事実でも罪に問えることはある

ここまで「批判されているAさんは犯罪行為をしていない」として話を進めてきました。

とはいえ、本当にAさんが違法行為に手を染めていた…というケースも考えられます。アンチの皆さんが鬼の首を取ったかのように批判する様子が目に浮かびます。

一応私は「事実だからといってむやみに叩いていいわけじゃないだろう」という考え。

気になったので少し調べてみたところ、刑法にもそのような部分があるみたいですね。

刑法では、名誉毀損罪を上記のように定めていますが、わかりやすく要約すると以下の3つの要件を満たした場合に名誉毀損罪は成立します。

社会的評価を下げる言動
その言動が真偽を確かめることができる内容
公然の場であること

「その事実の有無にかかわらず」とある通り、誹謗中傷の内容が事実であるかどうかは問われません。つまりは、その内容が嘘の場合も事実の場合も名誉毀損が成立するということです。

名誉毀損罪は真実にもかかわらず成立する理由と訴えるための事前知識

詳しくはこちらから。
» 誹謗中傷によって名誉毀損が成立する要件と対処方法のまとめ|IT弁護士ナビ

間違っていたら教えていただけると助かりますm(__)m

しっかりと書いてありますよね。「嘘の場合も事実の場合も名誉毀損が成立する」と。もちろん一定の条件を満たした場合のみですけどね。

リアルでもネットでも批判ばかりしている人。

きっと相手から訴えられても、100%勝訴できる算段があるのでしょうね。だから自分の人生になんら関係のない人を叩くことができるんでしょう。自分が同じことをされても、きっと何も感じない強い心の持ち主なんだろうなぁ。

私にはとても真似することはできません。

私は「他人を批判してばかり」の人生はまっぴらごめん

思いの丈を綴ったら長くなってしまったので、要点をもう一度まとめます。

この私、ホシタニという人間は

  • 批判ばかりする
  • 表面だけ見て決めつける
  • 自分で考えずに批判する
  • 他人に便乗して叩く
  • 気に入らないから叩く

こういった行為が大嫌いです。だから自分は絶対にやらない。ちなみに「人」ではなく「行為」なのがポイントです。

補足すると、批判ばかりよりも嫌な行為があります。

批判されているAさんには「災難ですね~応援してます!」と言い。
Aさんを批判したBさんに対しては「Aさん、アレはないですよねw」と言う。

これが最も軽蔑すること。なぜって、あまりにも卑怯だから。他人へのリプにこそ、その人の本性が垣間見えるものです。

そしてこの記事をまとめていてひとつ、気が付いたことがあります。

自分や親しい人が批判されて炎上が起きた場合、色んな意見が飛び交います。この時の反応で信じるべき人、関わらない方がいい人が明確になるということに。

もちろん、私は上に挙げたような行為をする人はまっさきに距離を置きます。難しいのは誰を信じたらいいのか。あくまで私の基準ですが

  • 感情で批判や擁護をしない
  • 勝手に決めつけたりしていない
  • 客観的に判断しようとしている

こういう方々を信じることにしています。感情的にならず、冷静に事態を見極めようとしている人達です。

物事を柔軟に考えられる方には強みがありまして。それがこの2点。

  • 間違っていれば身内でも苦言を呈する
  • 正しければ苦手な人でも擁護する

こういうことができる人間になりたいし、そういう人と関わっていきたい。

無責任な人の言葉には惑わされず、自分で考えて信じる人を決める。

もし信じた人が本当は悪い人だったら、見る目がなかったなぁと反省します。もしブログ等でその人を紹介していたら該当記事を修正・削除した後に謝罪。決して他人を逆恨みしたりせず、淡々と行動で示す。

改めて、そう決めました。

もちろんこれは私が勝手に決めた、私にしか当てはまらないルールです。他人に押し付けるつもりはございません。お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな案件ですから。

もし、今後何かを批判するとしたら。せめてこれだけはやってからにしようと思います。
» 批判する覚悟と、人を幸せにする力

嫌な気持ちを切り替えたい時はこちらをどうぞ。
» ネガティブをポジティブに切り替えるコツは「紙に書く」こと

それでは。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。