「仕事を辞める前に転職先を決めるべき」と一概には言えない理由

「仕事を辞める前に転職先を決めるべき」と一概には言えない理由
辞める前に転職先を決めるべきか悩んでいる人

辞める前に転職先を探すか迷っている人「ひとまず辞める決心はついた。そのための準備も進めている。あとは転職先だけど…正直今の体調じゃロクに転職活動なんてできない。けど次が決まらないまま辞めるのは不安…このまま辞めていいのかな?」

昔の私が抱えていた不安です。同じような不安を感じている方のために、この記事を書きました。

私は過去に二度、体を壊して退職してます。なので仕事を辞める前に転職活動を…ということがまったくできませんでした。

仕事を辞めた後は体を休めて、万全な状態になるまでリハビリをしてました。この記事の後半部分ですね。
» 【復職に向けた休職中の過ごし方】療養→生活リズムを整える→リハビリがベスト

結果的に、仕事を辞めてからでもスムーズに職場は見つかりました。ただ正社員ではないので、参考にならないかもしれません。※パートと派遣

それでも無職の状態での転職活動は不安が大きかったです。「こんなに空白期間がある自分を採用してくれる所はあるのだろうか」と自信を持てない時もありました。次が決まっていないというストレスは、予想以上に大きかったです。

ですが、悪いことばかりではありませんでした。

仕事を辞める前に転職活動ができなかったからこそ、できたこともたくさんあります。

これから、ひとつずつ説明していきますね。

この記事の内容

  • 仕事を辞める前に転職先を決められるのは「健康な人」
  • 退職までに決まらなくても大丈夫【実体験】
  • 仕事を辞めてからできることもたくさんある

仕事を辞める前に転職先を決められるのは「健康な人」

仕事を辞める前に転職先を決められるのは「健康な人」

「仕事を辞める」とひとくちに言っても、やらなければならないことは山ほどあります。下準備についてはこの記事にまとめました。
» 【退職の下準備5選】仕事をスムーズに辞めるためにやっておくべきこと

日常の業務をこなしつつ、退職の準備も進めて、さらに有給を駆使して転職活動もする…。これができたら、一番理想的ですよね。

ただし、これが可能なのは「心身ともに健康な人」に限られます。例えばポジティブな理由で転職を考えていたり、体を壊す前に会社に見切りをつけたり、といったケース。

逆に、すでに体を壊してしまった人はやりたくてもできないんですよね。実際、私がそうでした。

転職サイトに情報を登録して、エントリーして、筆記試験を受けて、面接に行く。健康な人でも結構しんどいですよね。体調を崩して仕事を辞める方なら、なおさらです。

そして、在職中に転職活動できない自分を責める必要もありません。ここで無理をしたら状態が悪化してしまうだけ。あなたは悪くないのですから。

では、そういう人はどうしたらいいのか。

辞める前に無理して決めようとしなくても大丈夫【実体験】

辞める前に無理して決めようとしなくても大丈夫【実体験】

お金に関しては、条件を満たしていれば失業保険を受給できます。
» 【休職か退職か】失業保険の観点から「辞める前に休職すべき」理由を解説

失業保険を受給して、お金の心配がないと仮定します。

それではなぜ、無理をして仕事を辞める前に転職先を決めなくてよいのか?

根本的な問題を解決しないと、転職しても同じことの繰り返しになるから。これに尽きます。

私の場合、体を壊したそもそもの要因は「自分を追い詰める癖」「自己肯定感の低さ」「周りに相談せず抱え込む性格」でした。

これらのことは仕事を辞めて、自分を見つめなおして、ようやくわかったことです。それからは二度と同じことを繰り返さないようにと、考え方を変える方向に動いていきました。

もし、私が無理をして在職中に次の職場を見つけていたとしてもですよ。そもそも体調が万全じゃない、しかも根本的な考え方が変わっていないことから、遅かれ早かれ続いていなかったはずです。これだけは断言できます。

もちろん幸運にも過ごしやすい職場だった可能性は否定できません。ただ、限界に近い状態で転職活動していたら、そういう企業に出会える確率は限りなく低いですね…。経験則ですが。

まとめると、仕事を辞めてから転職活動をする最大のメリットが自分と向き合う時間が取れること。

私が「無理して次を決めなくていいんだよ」と伝えているのは、これが本当に大きいです。

仕事を辞めてからできることもたくさんある

仕事を辞めてからできることもたくさんある

では、具体的に何をしたらいいのか。まとめると、以下の3つです。

やってみてほしいこと

  • 1. 体調を完全に整える
  • 2. 理想の人生を書き出す
  • 3. 必要な勉強をする

1は言わずもがなですね。「こういう病気になりましたが、今は働くのに問題ありません」と自信をもって言える状態がベストです。面接の時に与える印象が大きく変わります。

2はあなたはなぜブログを書くの?本当の目的を見つけるための7つの手順を参考に実践してみてください。これ、やってみてすごく効果がありました。

「ブログ」と書かれていますが、これを書き出すことで自分がどういう人生を生きたいのか、何を大切にしているのかがハッキリわかるからです。

POINT

これからどう生きたいのか、どういう風に働きたいのか、そのために何が必要なのか、という部分まで書き出すのがミソ。

そして最後に、「じゃあ実現させるために何をすればいいのか?」というところまで整理します。具体的なことが数個は浮かんでいるはず。

とはいえ、お金があり余っていなければ、まずはどこかの会社に勤めることになるかと。

ですが理想の人生を書き出したことで、会社選びも今までと違う視点で判断できるようになります。これまでの経験を活かせる仕事もよし、新しい仕事にチャレンジするもよしです。自分の理想に近づくチャンスと思えば、ほんの少しワクワクしてきませんか?

あとは、今の自分に不足していることを勉強するだけ。「転職活動を始めるまで○○を勉強していました」というアピールもできて一石二鳥です。

在職中にここまで考えられる人は少ない

これって、仕事しながら転職活動してると意外とできないんですよ。時間も限られてるし、余裕も少ない。なのでどうしても「これまでの経験が活かせるか?」「労働条件は悪くないか?」という点を重視しがちになってしまうので。※私の友人の場合です

もちろん、そこまで考えて転職してる人もいると思います。ただ、少数派なんじゃないかなというのが正直な印象です。

自分の場合は体を壊してたからこそ、これからどういう風に生きたいのか考えるきっかけになったからです。何事もなく働けていたら、そんなこと考えもしなかったと思ってます。

体を壊したことを、プラスに変えることができてよかったです。

仕事を辞める前に転職先が決まらなくたって大丈夫。無理しない方が良い結果につながることだってある

仕事を辞める前に転職先が決まらなくたって大丈夫。無理しない方が良い結果につながることだってある

それでも、次の職場が決まるまでは本当に不安でしたし、落ち込むことも多かったです。実家暮らしだったので、自分のいたらなさ、家族への申し訳なさも強く感じていました。

それでも、体を壊してしまったことは変えられない。ならせめて、その経験をチャンスに変えたい。

仕事を辞めてきちんと療養してから、そう思えるようになりました。そのおかげで転職活動に自信をもって臨むことができました。パワハラもうつ病もつらかったけど、今はあの頃よりずっとずっと幸せです。

つらい時こそ、大きなチャンスでもあります。「そういう考えもアリかも」と感じられたら、そのまま進んでみてください。

そうでなければ体も心もゆっくり休めて。しっかり休んで元気になったら、またここに遊びに来てください。いつでも待ってます。