「どうして自分だけ」とつらい時は、とことん落ち込んだ方がいい

「どうして自分だけ」とつらい時には、とことん落ち込んだ方がいい

「どうしていつも自分だけこんな目にあうの」

「みんなできることがどうして私はできないの」

「なんであの子だけチヤホヤされるの。ロクに仕事もできないのにおかしい。どうして。」

昔いた職場で、ずっとこんな気持ちに悩まされていました。

合わない環境で無理を続けていたこと。パワハラを受けていたこと。すべてが悪い方に重なり、励ましの言葉すら受け入れることができない状態でした。

どうして自分だけこんなにつらいの?

こんな状態から抜け出すためにできることは大きくわけて3つあります。まずは休息をとること。次に愚痴を言わないこと。最後が、あえてとことん落ち込むことです。

無理に前向きになろうとしても、逆効果になる場合が多いです。まずは今の状況を確認する。それからひとつずつ動いていきましょう。

できることを進めていけば、必ず状況を好転させることができますから。

「どうして自分だけ…」とつらい気持ちになった時の対処法

「どうして自分だけ…」とつらい気持ちになった時の対処法

まずは今の状況を整理してみましょう。以下のことを確認してみてください。

  • 職場環境
  • ストレス
  • 体調

「職場に行くのも嫌」「明日も仕事だと考えるだけでな涙が出てくる」「何らかの体調不良が続いている」場合は、一度病院で診察を受けることをおすすめします。

診察の結果次第では一刻も早く休職して、治療に専念すべきだからです。私の場合はうつ病と喘息でした。
» 【休職か退職か】失業保険の観点から「辞める前に休職すべき」理由を解説
このような場合、何よりも体を休めることが先決です。

問題なのは、そこまで深刻ではないけれど、憂鬱や落ち込みが続く場合。この段階で対処法を間違えると上のような状態になってしまう恐れがあるんです。

理不尽な目にあって、正当に評価されなくて。悔しくて惨めで情けなくてつらい。なのに、好きなことをしても気が晴れない。

本を読んでも、「それができたら苦労しない!」としか思えない。
相談しても「何もわかってない!」と思わず声を荒げたくなってしまう。

今この記事を読んでいる方も、こんな状態ではないでしょうか。私も同じでした。

そんな時は、つい次のようなことをしがちですよね。

  • 愚痴を言う
  • 無理に前向きになろうとする

これをやってしまうと、自分も周りも不幸になります。

愚痴を言うのはたまになら問題ありません。ですがつらくて悩んでいる時は、心に余裕がない状態。その状態で愚痴を言い始めると、止まらなくなってしまうはず。

最初こそ周りも慰めてくれますが、ずっと続けば「うっとうしい」と思われても仕方ありません。逆の立場なら、あなたもそう感じると思います。

なので、愚痴を言いたいときはグッとこらえる。その代わり、家に帰ったら心の内をすべて紙に書き出してみてください。言葉に出せないような罵詈雑言を書いたって大丈夫。書いたら捨てちゃってください。

これをするだけでもかなりスッキリします。この記事で紹介しているトレーニングもおすすめです。
» 理不尽な上司にはこう対処!【考え方はトレーニングで変えられます】

最大の利点が職場の人や友達にずっと愚痴を浴びせなくて済むこと。自分と周りの関係がギクシャクすることを避けることにもつながっていますよ。

無理に前向きになろうとしなくていい。意外な落とし穴

無理に前向きになろうとしなくていい。意外な落とし穴

それではなぜ、「無理に前向きになる」ことがいけないのか。実体験を交えて書きますね。

それは最初に入った会社でのこと。

元々やりたい分野の仕事があり、そのために大学に入りました。在学中も猛勉強して、それなりに知識も身に着けて。

ところがいざ入社したら。職務に直結する学部を出ているにも関わらず、全員が学部と無関係の部署に配属されたのです。


こんな感じですね。勉強を頑張ってきただけに、本当にショックでした。

専攻と直結する部署があるにも関わらず、無関係な部署に配属され。すぐに仕事ができない大卒、院卒は容赦なく叩かれる。大卒と高卒もスタートラインが同じような業務ならよかったのですが、普通に専門知識を求められる職種だったのであまりにも…。

一方、高卒の子はちやほやされていました。私の主観も入っていますが、かなり露骨だったと記憶しています。

もちろん、「大卒院卒と高卒に求められることは違う」と、頭ではわかっていました。それでもやはり、毎日のようにそんな光景を目の当たりにするうちに、心がすり減っていきました。

今なら、「専門知識を学んできた大卒や院卒を蔑ろにする会社の方がおかしい」と判断できます。(実際に優秀な人から辞めていきました…)

でも、当時はパワハラや過度のストレスが重なって冷静に考えることができなかったんです。

そういう時は自己啓発本を読んだり、「働けてるだけでもありがたい」など、無理やり自分を納得させていました。これで気持ちが切り替えられるなら、それでもいいんです。

しかし、ずっと本心を無視したツケは大きかった。

「何で高卒の子だけ甘やかすの」
「色んな事を犠牲にしてきたのに」
「私は高校の頃からあんたらの何十倍も勉強してきた」

醜い。どす黒い。認めたくない気持ちにずっとフタをして。無理して前向きになったつもりで、根本的なことは何も解決できていませんでした。

その結果、うつ病という最悪の形で現れてしまったんです。他にも原因はありますが、それは別の機会に。

どん底まで落ち込んで、ようやく開き直ることができた

どん底まで落ち込んで、ようやく開き直ることができた

今思えば、単なるやっかみ、ひがみと悔しさがごっちゃになっていました。自己中な考えだし、「自分が自分が」では良い結果も望めないというもの。

重要なのは、「専門職なのに大卒や院卒に風当たりが強かった」ことです。これ、冷静に考えたらおかしいですよね。

学歴関係ない仕事もたくさんあります。高卒だろうか大卒だろうが仕事ができる人はできる。できない人はできない。これは当たり前として。

専門知識を求められる仕事で。近い分野を勉強してきた大卒院卒が入社している。なのにそういう人をあまり大切にしない。

そんな会社に先があるかと聞かれたら…私は「ない」と答えます。なのに、当時はそれに気づくことすらできなかった。

つまり。
周りのアドバイスを受け入れられない、気持ちを切り替えられないほど落ち込んでいる。そういう時は必ずと言っていいほど、疲労が蓄積して体も心もいっぱいいっぱいなんです。まさにどん底。

冷静に考えればすぐに分かることが、わからなくなっている。それくらい追い詰められている状態です。

なので、「冷静に考えられるようになるまで休むこと」が最優先になんです。その間は気持ちが切り替えられなくても、当たり前。だって、体と心の準備が整っていないのですから。

何をしても切り替えられないときは、身を任せてとことん落ち込んでいいんです。他人を恨んで、妬んで。周りのせいにしても大丈夫。

そのうち、気が付く日が来るから。

ぜんぶ周りのせいにして、何か良いことあったっけ?

私自身、うつ病治療のため休職し、快復するまでつらい日々を過ごしました。そのときは自分も社会も、大嫌いでたまらなかった。

「親はわかってくれない」「私のつらさなんて誰にもわからない」と心を閉ざし、周りを恨んでいました。

それでも治療は続け、徐々に体調が良くなってきてふと気が付きました。

ずーっとクヨクヨ落ち込んで、人のせいにしてても何にも変わらなかったなぁ。時間を無駄にしただけだったわ。

心からそう思えたとき。そのときにはじめて気持ちを切り替えることができたんです。それからは、少しずつ感情を上手にコントロールできるようになっていきました。

無理をすることなく。自分に嘘をつく必要もなく。あなた自身が「変わりたい」と感じるまで、落ち込んでたっていいんです。

自分のつらさは自分だけのもの。向き合えるのも、解決できるのも自分しかいない

自分のつらさは自分だけのもの。向き合えるのも、解決できるのも自分しかいない

過去の私はどん底まで落ち込んで、落ち込んで落ち込みまくってようやく、開き直ることができました。

自分の気持ちに嘘をついて前向きになろうとすれば、遅かれ早かれ反動がきます。跳ね返るのが遅くなるほど、ダメージも大きくなります。

そんなことになるくらいなら、一度とことん落ち込んでみてください。いいんです。自分が感じている気持ちは、本当です。周りのせいにしたって、いいんです。

ただし、人には言わない。恨みを当人に向けない。これだけは守ってくださいね。トラブルになってしまうので。

そもそも、他人はあなたの気持ちを変えることはできません。話を聞いたり、寄り添ってサポートすることはできます。けど、そのサポートをあなた自身が受け入れられる状態でなければ、何の意味もないですから。

大丈夫。ずっと、ずーっと落ち込み続けていたら…そのうち、自然と「落ち込んでてもしょうがないなぁ。何かしてみよう」と動きたくなります。そのときまで、無理はせずゆっくり過ごしてくださいね。